11th
辞めた
今日アニメーターを辞めることにした。
正確には会社をバックレた。
責任とかモラルとか、もう、わかってるけど、いい。どうでもいい。叩け。
とにかく今ドアを出て会社に向かいまた1週間を始めたら俺は
壊 れ る。
「うちの会社はノルマとかはないよ。基本給+枚数をこなせば作業手当として給料は上がる。」
なのに、基本給は実は「最低限の枚数をこなしたという前提」で設定されていたんだ。
作業枚数が、会社の設定した枚数に満たない場合、基本給がマイナスされていく。
募集要項にはこう書いてあったんだ。
基本給+住宅手当+皆勤手当で15万円。アニメ業界の初任給としてはかなりの高額だ。
でもそんなうまい話はなかった。
給料日、俺の手には諭吉が7人しかいなかった。
09:30 会社に行く準備をしていると、じんましんが出てくる。
09:50 家を出る。太陽光を浴びる唯一の時間。
10:00 出勤。「おはようございます」の言葉が空しいほど皆無言。
12:00 机で黙々と昼食。食欲がないのでせんべい1枚をかじる。特に会話はない。
14:00 外は太陽が降り注いでいるが会社は電気すらついていない。モニターでの色確認などのため。
18:00 夕方を過ぎると微熱が出てくる。時には38度越える。
20:30 パンを食べる。
22:00 集中力が限界だが手を動かさないと仕事が終わらない。
23:30 正直アニメとかどうでもよくなってきて帰る。俺今日誰ともしゃべってねえ。
09:30 じんましん。以下永久ループ。
絵を描くのが好き?そうだっけ?
俺が描いてるのは絵じゃなくて線にしか思えない。
月10万そこらで10何時間も線だけ描いて、俺はいい歳して社会に何を貢献しているの?
50代の作画監督見てたら、あんな大人にはなりたくないとしか思えない。
俺こんなことするために生まれてきたんじゃねえよ。
他人様の現実逃避材料を生み出すために、うどんも食えないほど憔悴するなんて。
最低限の生きる権利を保障されながら金を稼ぎ、納税したい。
社会保険とか年金とかちゃんと払って、いつかは家庭を持って子孫も残して。
当たり前だと思ってたことすべてが、このままじゃ何ひとつ出来ない。
「人並み」の人生を生きるのってこんなに大変だったのかよ。
好きなことを仕事に?笑 やりがいを感じる仕事?笑
まじ馬鹿みてー
1977年学研発行の児童向け叢書「ユアコース」の1冊『世界の恐怖怪談』は物凄いトラウマ本。70年代に子供時代を過ごした人で、ホラーやSFに興味を持つ人々のうち、かなりの人がこの本で目覚めさせられたんじゃないだろうか。自分がエッシャーやボッシュに初めて触れたのもこれ。
この本、大人になってから見返したらまだ「海外文学研究家」を名乗る荒俣宏せんせい(と武内孝夫の共著)だった! 「著」て言い切ってる姿勢がすがすがしいですが「編著」。内容はシャーリー・ジャクスンの「運命のくじ」だのリチャード・マシスンの「高度6000メートルの恐怖」ほかラブクラフト、ビアス、ディックらの恐怖小説を子供むけ?に抄訳している。文章だけでなく、エッシャーのほか、ボッシュ、ムンク、ゴヤ、キリコなどそうそうたる有名画家の絵を気前よく掲載しております。
合間には「ギャッ! 恐怖の精神ごう問集」だの「恐怖の心理学」だので、水滴を頭に1滴ずつぽたぽた垂らす間隔を「ぽた…ぽた…」と開けていって人を狂わす方法だの、「5人に1人が脱糞! 第二次世界大戦の兵士 恐怖で 意外とシマリがないなぁ人間て」などのナイスな箸休め短文がある。もうホント、こんな本小学低学年から中学年で読まされたら…! 幸せでした(笑)